2019年10月7日月曜日

類焼を避ける

古いまじないの本に、近火を避ける法
というのが載っている。
火事が自分の家の近くで起きた時、
類焼を免れるためには次の歌を
白紙に書いて家の前後に貼る。

焼亡は柿の本まで来たれども
赤人なればそこで人丸

歌人の名前にひっかけたものだが、
和歌の形になっているため
呪力を持つと考えられる。

また人丸は、ひりとまる、とされ
下痢止めのまじないにも利用された。

江戸時代には様々な言葉遊びが
まじないとして成立していたようだ。

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